営業から経理に転身した30代男の記録

仕事に悩む20代の参考に

経理部最初の仕事-SAPってなに?

思いがけない一本釣りで経理部に異動することになった私

命じられた役割は国内事業の管理会計担当

私に課せられた最初の仕事は・・・

 

国内で使っている会計ソフトの仕組みを覚えること。

 

配属された課の上司との最初のオリエンテーションで言われた言葉

「うちの会社はSAP使ってるから、管理会計の仕事もまずはSAPが使えないと何にもできないんだよね。だから、まずはSAPを覚えることが最優先だね」

 

SAPといえば、名前くらいは聞いたことがある。

ドイツのSAP社が提供するシステム。

ERP(Enterprise Resource Planning)システムの代表格的な存在・・・だと思う。

ERPシステムというのは、会社の情報を全部一つのシステムに集約・管理するために、

周辺システムと連携しているような巨大なハブの役割を果たすシステム。

 

海外事業の経営企画をしていた時も、海外子会社の会計システムに触れることは度々あった。

ただ、海外子会社の場合は会計は会計システム、出荷管理は在庫管理システム、製造・調達は購買システム・・・と、目的毎に異なるシステムが使われていた。

これらのシステムをひとまとめにしたようなシステムと言えば、SAPのイメージは掴めていると思う。

 

この日から、簿記や会計処理より優先してSAPの仕組みを理解する日々が始まった。