1日で学んだSAPのこと
経理部に配属して課された最初の仕事は
SAPというシステムのことを理解すること。
簿記でも会計処理でもなく、システムを理解すること。
想像してた仕事と違うという気持ちを抱きながらも、まずはSAPというシステムを弄ってみた。
SAPは目的に合わせて様々な機能を有しているらしい。
これらの機能はモジュールと呼ばれている。
会計処理を行うモジュールはFI(Financial Accounting)=財務会計モジュール
受注・販売を行うモジュールはSD(Sales and Distribution)=販売管理モジュール
在庫管理を行うモジュールはMM( Material Management )=在庫管理モジュール
生産管理を行うモジュールはPP(Production Planning and Control)=生産計画・管理モジュール
そして、管理会計で使用するモジュールはCO(Controlling)=管理会計モジュール
FIやCOモジュールは、その他のSDやMM、PPモジュールなどで行われた処理と連携して、
会計仕訳が立ったり情報が記録されていく。
つまり、システムを決まった通りに動かせば、
それに紐づいた適切な会計仕訳が自動で記録されていく。
なるほど、これなら経理未経験の私でも出来ることもあるかもしれない。
経理の仕事というのは、簿記や財務会計の知識と同様にシステムを適切に使う能力も重要になりそうだ。
先々、簿記や会計の知識を身に着けるのは無論だが、
まずはSAPに慣れる事が仕事を覚える近道かもしれない。